2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧
三日ほど続けて知人らと飲み、昨日は一旦落ち着こうと散歩がてら買い物に出た。新作のメモを採るためのノートが必要だったんだ。ノートを買うのはほぼ十年ぶりだ。ノートを求めて文房具屋の店内をうろつくと、これから書く作品とようやく向かい合えるという…
来年は春にホルンを使った室内楽ものを一つ、秋にチェロ協奏曲を一つ、これを仕事の柱にしようと目論んでいる。ホルンの曲は数年前に書いた協奏曲の焼き直しになる予定だ。という訳で数年前に書いたその協奏曲のデータを探しているんだが、なかなか見つける…
一週間ほども続いた、一旦転がり出せば止まり方をしらない玉のようにすっとこどっこいな私の歩行も、最後はあるホールでようやく落ち着いた。昔の知人が自分のリサイタルの招待券を用意してくれたんだ。その名を太田圭亮君という、かつては活動を共にしたヴ…
ああ、まるでこれじゃあビリヤードの玉じゃないかと自分の事を思いながら、福岡の街をひたすらにあちらこちらへと転げ回った一週間だった。月曜日にお風呂を沸かし、火曜日にお風呂に入り・・・そんないささか頓珍漢だが、悠長なロシア人みたいに一週間を過…
ぽろぽろと次から次に溢れてくる音符を、うん、丁寧に汗を拭きとるみたいにいちいちメモしていたら、あれれ、あっという間に大学ノートが一杯になってしまった。おいおい、一体何曲書くつもりなんだよ。大盛り協奏曲でも書こうってのかい?うん、いいねえ、…
この一週間、大いに浮かれた。まるで中学生みたい。思春期の蒼白い小僧のように遊び回った。といっても何をしたって訳じゃあない。私の脳味噌、うん、そいつが浮かれて夢と妄想の中をひたすら遊び回ったんだ。もはや私の頭に鳴っている音、そいつは軽薄な祭…
最近はアマゾンの会員とやらにいつの間にかなってしまっていて、そのせいでよく無料おすすめ映画とかいうデータが送られてくる。内容もなにも確かめないまま、サムネイルを適当に眺め、特に嫌な気持ちにならなければそのままクリックするというような事を繰…
昨日、インターネットニュースで見たストーカー記事、十五万九千通のメールを送りつけたアメリカ女の記事、その関連記事とかいうやつを見ていたら、おお、出るわ出るわってのはこういう状態をいうんだね。欧米人の強烈な自我の発動が次々と記事にされている…
いつもの朝だ。日課になっているセバスチャン・バッハのコラールのアナリーゼで一日が始まる。日課?いつから?うん、随分と昔からさ。何年ぐらい続けているのかって?さあね、指折り数えても、うん、手の指、足の指、総動員しても到底足りないぐらいさ。 最…
昨日の話だ。朝の練習を終えて帰宅すると、あれ、新聞受けに伝票が入っているじゃないか。ああ、再配達をお願いしなくちゃと、まあ慣れたもんさ、居酒屋の予約に比べれば何てことないね。再配達受付先の電話番号はちゃんと伝票に書いてある。○○〇―9625、…
ここ数日、完全にこの干からびた頭を作曲という行為に突っ込んで過ごした。成果はあったのかって?ああ、意外な事に思っていた事ができたんだ。ほんの数分の曲、原稿用紙にして僅か数枚の小品さ。ただその数枚を書きつけただけの行為が、自身にとってはとて…
ようやく冬支度を終えた。大切なのは食材だけじゃない。衣と住、うん、そいつらも大事だよねってんで、早速近所のショッピングセンターに行って長袖のTシャツを三枚、運動靴を三足買ってきた。これがこの冬の間に着潰す、あるいは履き潰す全てだ。 それから…
原稿を書き終え、ようやく楽しみにしていた美術展に出掛ける事ができた。歌川国芳と月岡芳年の二人展だ。実は月岡芳年、うん、明治から幕末に掛けて活躍した絵師さ、こんなに人物の立ち姿を凛々しく、美しく描いた絵師はいないだろうね、その芳年の作品を直…
原稿書きなんぞにうつつを抜かしていたもんだから、ああ、十一月という一月が自分の中からすっぽりと抜け落ちてしまった。十一月といえば気候も良く、いつもならば作曲に集中できる月なんだが。いやいや、その十一月に作曲に没頭していた訳だろう?まあ、そ…
ここ数日、後頭部が痛む。どうやら腫れているようだ。まさか、脳腫瘍?・・・いえいえ、ただのおできです。おできってやつは、こちらが手を触れさえしなければ何ともないという、おとなしい性格なので問題ないが、踵にできたいくつものひび割れ、うん、こい…
十月の下旬にコンサートを一本こなした後、そのまま流れ込むように清書に入った。ほぼ一月ほど原稿に頭を突っ込んで暮らしたんだ。四章からなる作品を一つ。ああ、随分と疲れたね。何だかふらふらするね。 という訳で今は十二月のはずだが、あれれ、十二月っ…