通信28-5 新しい眼鏡が完成するついでに動画を撮っていただく

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 まとまった原稿料が入ったらやろうと思っていた事ランキングの一位、それは眼鏡を新しく作り直す事だった。そして先日、有難く原稿料を受け取った。さあってんで、早起きして向かったのは近所の眼科さ。市内でも評判の眼科で、ともかく待ち時間が長いらしい。という訳で診察開始時間の直前に滑り込もうと朝から出掛けたんだ。無事検眼を終え、処方箋を手に向かうのはもちろん眼鏡屋さ。久々の繁華街。人の波に怖気づきながらも、何とか眼鏡屋に潜り込む。そこで若き日の三上博か、はたまたジョン・ローンかと見紛うような美男子の店員さんのお手を煩わせ、何とか新しい眼鏡を手に入れる事ができた。

 

 うん、心機一転ってやつさ。ぐずぐずの終わりが見えない心臓の治療も、最近薬が新しくなって何やら変化があり、ともかく何か新しい事でもやってみようかと、尻をむずむずさせていた今日この頃、近所のお姉さんと動画でも撮りましょうかという話になり、どうせやる事もないし、途中で体調が崩れ、ぶっ倒れたところでお姉さんに「ごめんなさい」と謝れば済むだろうと気楽に考え、それではよろしくお願いしますという事になった。

 

 二三分ほどお話をして、やはり二三分ほどラッパを吹けばおしまい。うん、それなら体力的にもなんとかなるだろうと、すこしわくわくしながらスタジオに入ったんだ。

 

 年寄りが孫に昔話でも聴かせるみたいに適当な事を喋り、子守歌でも歌うように、いや、歌は歌えないのでそこはラッパでお茶を濁す、そうラッパを吹いて・・・、ああ、こうして今度の春をなんとか乗り切れたらいいなあなどと秘かに思っているところさ。