2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

通信28-7 汚れた手癖をなくしてしまいたい

新しい眼鏡がくすみきった私の日常に明るい光と、微かなこめかみの痛みを運んできた。うん、新しいが故につるの部分の締め込みがきついんだ。ともあれ短くはあるが、言葉と戯れる時間が戻って来た事は嬉しい。 ここ数日は、誰もが知っているような歌をサキソ…

通信28-6 どうかあと一つだけでもいいから

最近はあまり会う機会のなくなった、古くから付き合いのある友人とばったりあった。随分しょんぼりしているけど、どうしたのかな?話を聞くと、失明の危機に瀕しているそうで、毎回治療の度に一本五万円もする、しかもむちゃくちゃに痛い注射を打たれるそう…

通信28-5 新しい眼鏡が完成するついでに動画を撮っていただく

youtu.be まとまった原稿料が入ったらやろうと思っていた事ランキングの一位、それは眼鏡を新しく作り直す事だった。そして先日、有難く原稿料を受け取った。さあってんで、早起きして向かったのは近所の眼科さ。市内でも評判の眼科で、ともかく待ち時間が長…

通信28-4 昔、森安なおやという漫画家がいた

少女漫画の事をあれこれ考えているうちにふと思い出したことがある。まだ十代の私は、上京し椎名町というところに四畳半のアパートを借りて住んでいた。池袋で夜中まで酒を飲んでも、ふらふらと歩いているといつの間にか帰り着いているという都心に近い街に…

通信28-3 少女漫画について その3

私にとっての少女漫画の伝道者である妹ともすっかり会う機会がなくなり、少女漫画からも遠ざかってしまった私ではあったが、ある時知り合った少女漫画マニアのT君に色々と教えてもらった。 T君によると太刀掛秀子先生の「花ぶらんこ揺れて」という作品は日本…

通信28-2 少女漫画の思い出 その2

私が子供の頃、少女漫画の多くは男の作家が描いていたように思う。今となってはあまりにも有名な作家たち、ランダムに名前を挙げるならば手塚治虫先生、赤塚不二夫先生、石ノ森章太郎先生、楳図かずお先生・・・、ともかく漫画の書き手というのは男性で、彼…